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インプラント処置って本当に安全なの?!

インプラントは、失った歯を補う治療法としては、とても優れた点が多々あります。それは他の治療法にはない「人工歯根」が存在しているからです。顎の骨にチタン製のネジを埋め込むことによって、天然歯とほぼ同じ形態を取り戻すことができますが、外科手術に不安を感じる方が多いようです。そこで今回は、インプラント処置の安全性について、当院の取り組みも含めてわかりやすく解説します。

そもそもインプラント手術とは?

インプラント手術とは、フィクスチャーと呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋め込む処置です。「手術」という名称がついているため、手術台にたくさんのスタッフが並んで、全身麻酔下で行われる外科処置を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが。それほど大掛かりなものではありませんのでご安心ください。

人工歯根を埋入する処置自体は115分程度で終わりますし、基本的には局所麻酔だけで十分です。手術後の腫れや痛みも親知らずの抜歯と大きな差はありません。ただし、極めて専門性の高い治療法だけに、その分野に熟練した歯科医師でなければ、安全かつ確実に処置を実施するのは困難です。

インプラント処置を安全に行うための取り組み

当院では、次に挙げるような設備や技術を採り入れることで、インプラント処置の安全性を確保しております。

◎歯科用CTによる精密診断

インプラント治療を行う際には、必ず歯科用CTを用いた精密診断を実施しております。2次元的な平面画像しか得られないレントゲンとは異なり、3次元的な立体画像が得られることから、顎の骨の幅・奥行き・深さまで正確に把握できます。また、インプラント手術の偶発症として注意しなければならない、重要な血管・神経の損傷、上顎洞への穿孔(せんこう)などのリスクも回避しやすくなります。

◎イントラオーラルスキャナー(IOS)を用いた口腔内スキャン

当院では、イントラオーラルスキャナー(IOS)というペンタイプの口腔内スキャナーを導入しております。お口の中に小型のスキャナーを挿入するだけで、歯列の精密な情報を得ることができます。つまり、ゴムの臭いのする印象材を使った不快な歯型取りが不要となるのです。また、IOSで取得したデータとCTで得られた情報を合成することで、より精度の高い上部構造の製作などが可能となります。

◎安全性の高いガイデッドサージェリー

人工歯根の埋入位置・角度・深さというのは、正確な数値などが治療計画に盛り込まれています。ただ、顎の骨に穴を開け、専用のドリルで人工歯根を埋入する処置自体は歯科医師がこれまで培ってきた知識や経験、勘などに頼って行わざるを得ませんでした。そのため、埋入位置や深さが治療計画と少しずれてしまうことも珍しくなかったのです。そこで開発されたのが「サージカルガイド」と呼ばれる補助器具です。

歯科用CTによって得られたデータを元に、専用のソフトで埋入シミュレーションを実施します。その上で導き出された最適といえる埋入位置・角度・深さの情報をマウスピース型の装置に転写したのが「サージカルガイド」です。手術当日は、患者さまのお口にサージカルガイドを装着すれば、自ずと最適な埋入位置・角度・深さがわかります。歯科医師はその誘導にしたがって、適切な速度で人工歯根を埋入するだけで手術が完了します。こうした手法をガイデッドサージェリーと呼びます。

まとめ

このように、インプラントは基本的に安全な治療法ですが、歯科用CTやイントラオーラルスキャナー、サージカルガイドなど活用することで、より正確に治療を完了させることが可能となります。そんな高度なインプラント治療がご希望であれば、関デンタルオフィスまでご相談ください。

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