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インプラント体の構造・材質・形状の種類を解説

前回は、インプラント体の「表面処理加工」について解説しましたが、今回のテーマはインプラント体の「構造・材質・形状」です。前回同様、専門的な内容となりますので関心のある方だけお読みいただけたらと思います。

 

 

 

 

インプラント体の構造の違いについて

人工歯根であるインプラント体の構造は、現状、2つの種類に分けられます。それは「1ピースタイプ」と「2ピースタイプ」の2つです。

1ピースタイプのインプラント

1ピースタイプのインプラントでは、人工歯根とアバットメントが一体化した構造を採っています。原則としてインプラントの1回法で使用されるタイプであり、手術も1回も済みます。それだけ聞くと、1ピースタイプが最も優れているように感じますが、実際はそう単純な話ではありません。例えば、アバットメントの部分に何らかの不具合が生じたら、一体化している人工歯根の部分も撤去する必要が出てきます。また、1ピースタイプを適応する症例は、顎骨が厚く、しっかりしていることが必須となります。そうしたことから今現在、臨床では1ピースタイプが主流とはなっていません。。

2ピースタイプのインプラント

2ピースタイプのインプラントでは、人工歯根とアバットメントが分離した構造を採っています。最も標準的なインプラントであり、人工歯根とアバットメントはネジなどで連結することになります。そのため、アバットメントに不具合が生じたとしても、人工歯根を残した状態で問題を解決することが可能となります。そんな2ピースタイプのインプラントは、基本的に2回法で用いられます。部品が多くなるため、1ピースタイプよりは費用も高くなりますが、ほとんどの症例ではこのインプラントを用いています。

インプラント体の材質の違いについて

インプラント体に用いられている材料は、「純チタン・チタン合金」と「チタン・ニッケル合金」の2つに大きく分けられます。インプラント治療のかなめとなる「オッセオインテグレーション」に不可欠なチタンは、どの材料にも含まれていますが、純度は大きく異なります。当然ですがチタンのみから構成される純チタンは最も純度が高く、骨とも結合しやすいです。チタン合金も相応のチタンが含まれており、一定の強度と安定性が期待できます。チタン・ニッケル合金になると、材料に含まれるチタンの量が減るため、骨への結合性はやや劣るものの、ニッケルによって成形性が高まるという利点はあります。

インプラント体の材質の違いについて

最後は、インプラント体の形状についてです。顎の骨に埋める部分であるインプラント体は、スクリュータイプがスタンダードとなっています。専用のドリルを使って回転させながら埋入させるため、骨との接触面積も大きく、固定もしやすいです。円筒状のシリンダータイプは、ハンマーで叩きながら顎骨へと埋め込みます。骨との接着面積はスクリュータイプより小さく、固定も弱くなりがちです。中が空洞となっているバスケットタイプは、内部に骨を埋め込むことができますが、高い技術が必要となります。インプラント自体の強度が弱いため、破折のリスクが高く、現在ではほとんど使用されていません。

まとめ

今回は、インプラント体の構造・材質・形状の種類について解説しましたがいかがだったでしょうか。インプラントについてさらに詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に関デンタルオフィスまでお問合せください。

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