「インプラントは絶対ダメ」と言われる理由とは？
インプラントは極めて優れた補綴治療なので、実際に治療を受けた方の満足度も高いです。その一方で、インプラントに対する否定的な意見も散見されますよね。とくにインターネットでは「インプラントは絶対ダメ」といった強い表現を目にすることがあり、それがインプラントにおけるごく一部の評価であっても不安に感じてしまうことかと思います。そこで今回は、「インプラントは絶対ダメ」という主張の根拠について、南柏の関デンタルオフィスが詳しく解説します。
【結論から】インプラントは優れた治療法です
今回は「インプラントは絶対ダメ」と言われる理由に関して詳しく解説していきますが、誤解のないように、先に結論からお伝えしておきますね。インプラントは、世界的にも普及している補綴治療の一種で、成功率も極めて高いです。正しい方法で治療する上では、大きなトラブルに見舞われるリスクも限りなくゼロに近いです。その点を踏まえた上で、ここからの解説をお読みください。
インプラントは絶対ダメと言われる6つの理由
一部の人から「インプラントは絶対にダメ」と言われていますが、それは以下に挙げる理由からです。
・外科手術が必要
・顎の骨の状態が悪いと適応できない
・治療期間が比較的長い（6～8ヵ月程度）
・治療にかかる費用が高い（インプラント1本あたり300,000円程度）
・治療後のメンテナンスが必須となる
・金属アレルギーのリスクがゼロではない（＝チタンアレルギー）
これらは、従来法であるブリッジ・入れ歯とインプラントを比較した場合のデメリットに当たります。確かに、デメリットだけを羅列すると、インプラントは負担の大きい治療であると思えます。とりわけ外科手術に関しては、不安に感じている方も多いことでしょう。とはいえ、インプラントは絶対ダメと言われるほどの理由にはなりませんよね。治療期間が長いことや費用がやや高いことも、インプラント治療によって得られる効果を考えると許容範囲といえるのではないでしょうか。
インプラント手術への不安感・恐怖心が強い？
「インプラントは絶対ダメ」と主張している方のほとんどは、おそらくインプラント手術への不安感や恐怖心が強いのでしょう。
外科手術を受けたことがない方にとっては未知の体験となります。ただ、インプラントの場合は“外科手術”と言ってもそれほど大掛かりなものではありません。たくさんの医師や看護師が取り囲み、全身麻酔のもとで何時間も処置を施すような外科手術とは別物と考えていただいても間違いではないのです。
もちろん、インプラント手術を行う際にはそうした万全の環境を整えますが、顎に人工歯根を埋め込む処置自体は15分程度で完了します。全身麻酔も手術前後の入院も必要ありません。そもそも手術で危険な状態になるようなケースには、インプラントが適応されませんのでご安心ください。
まとめ
今回は、インプラントは絶対ダメと言われる理由について、南柏の関デンタルオフィスが解説しました。インプラント治療に精通した歯科医師からすると、正直、この表現は過剰であると言わざるを得ません。インプラントはつい最近、開発された真新しい医療ではなく、それなりの歴史と実績があります。医療である以上デメリットやリスクも伴いますが、それを補って余りあるほどのメリットがあることも強調しておきます。そんなインプラント治療に関心のある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。
