なぜインプラント治療は怖いと言われるのか
インプラントを始めとした先進的な医療に対しては、誰しも少なからず怖いと感じるものです。最近では、コンタクトレンズを眼内に直接、埋め込むICL(Implantable Contact Lens)が急速に普及しつつありますが、これも一種のインプラント治療であり、怖いと感じている方が多いようです。そこで今回は、歯科のインプラント治療がなぜ怖いと言われるのかについて、関デンタルオフィスがわかりやすく解説をします。
インプラント治療が怖いと感じる4つの理由
インプラント治療が怖いと感じる理由としては、以下の点が挙げられます。
理由1:手術をしなければならない
ICLもそうですが、歯科のインプラントでも外科手術をしなければなりません。これは絶対に避けることができない診療プロセスです。過去に手術を受けた経験がない方にとって「オペ」というのはほぼ間違いなく恐怖の対象となります。ただ、インプラント治療に伴う外科手術は、大きな病院で受ける手術とは大きく異なりますし、皆さんが考えているほど心身にかかる負担も大きくはありませんのでご安心ください。
理由2:安全なのかどうかが不安
レーシックやICLを受けるかどうか迷われている方も「安全性」がネックとなっているようです。先進的な医療でなおかつ外科手術を伴うとなると、さまざまなリスクが生じます。実際、レーシックでは手術後の経過で辛い思いをされた方も多いようです。その点、インプラントはもうすでに50年近い歴史のある治療法であり、安全性は立証済みといっても間違いではありません。もちろん、医療行為である以上、事故やトラブルが生じるリスクは伴いますが、適切な医療機関で手術を受ければ、問題なく治療を終えることができるでしょう。
理由3:すぐダメになりそう
インプラント治療についてインターネットで調べていると「後悔」や「失敗」といったワードが目立ちます。これはインプラント治療で失敗した例などに焦点が当たりやすいからなのでしょう。そうしたネット情報の影響からか、インプラントはすぐダメになりそうと考えている人が少なくないようです。実際はそんなことはなく、むしろ従来法の入れ歯やブリッジより長持ちするのが一般的です。過去にはインプラントを埋入してからお亡くなりになるまで、40年くらい問題なく使い続けたケースもあります。
理由4:費用が高くなりそう
インプラント治療には、原則として保険が適用されません。また、高度な医療機器や設備、専門性の高い技術や知識が医院および歯科医師に求められるため、インプラント治療は高額になる傾向にあります。その点は否定することはできません。ただ、装置としての寿命が長い、顎の骨が痩せにくい、残った歯を犠牲にする必要がない、硬いものでもしっかり噛める、見た目が自然で美しいといったメリットを天秤にかけた場合、費用が高額になる点は気にならなくなる方が多いといえます。それは高額な治療費に見合った結果が得られるからです。
まとめ
今回は、インプラント治療が怖いと言われる理由について、関デンタルオフィスが解説しました。インプラント治療には外科手術が伴う、安全性に不安がある、寿命が短そう、費用が高くなりそう、といった理由から怖い、もしくは不安に感じる方が多いようです。今回のコラムの内容でもまだインプラント治療への恐怖心や不安感が拭えていないという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。カウンセリングにて丁寧にご説明します。