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インプラントは万能ではない?天然歯との違いを解説

数十年前までは、失った歯を補う治療法としてブリッジと入れ歯がありました。この2つは現状でも広く使われている補綴装置(ほてつそうち)で、これからも使い続けられることでしょう。そんな中で登場したのが「第三の歯」とも呼ばれるインプラントです。人工歯根を顎の骨に埋め込むという画期的な方法から、失った歯の治療法を大きく変革したといっても間違いではありません。人によってはインプラントが天然歯とまったく同じ、あるいは天然歯よりも優れていると考えているようです。今回はそんな万能とも捉えられやすいインプラントと天然歯の違いについて、関デンタルオフィスが詳しく解説をします。

 

インプラントが万能と思われる理由

インプラントは、次のような理由から万能と思われているようです。

理由1:虫歯にならない

インプラントは、人工歯根(フィクスチャー)と人工歯(上部構造)とアバットメント(連結装置)の3つから構成されています。これらをつなぎ合わせると天然歯そっくりの形態となるのです。つまり、歯根から歯冠まですべてが金属やセラミックで作られていることから、インプラントが虫歯になることは絶対にないのです。インプラントのこの点を天然歯より優れていると考える方もいらっしゃることでしょう。

理由2:歯の形や歯並びを改善しやすい

一般的な被せ物は、残っている歯を土台にして装着するものなので、装置の設計にも限界があります。一方、インプラントは歯がない部分に人工歯根を埋め込めるため、歯の形や歯並びを改善しやすくなっているのです。もちろん、残存歯との兼ね合いもあることから、インプラントにも改善の幅に限界があるものの、比較的自由度が高い補綴装置といえるでしょう。そのため保存可能な歯をあえて抜歯して、歯の形や歯並びの改善を試みるケースもあるのです。その方法が良いか悪いかの判断は、最終的に患者さんの価値観に委ねられます。

理由3:装置の寿命が長い

インプラントの寿命は、入れ歯やブリッジと比較するとかなり長いです。過去には治療からお亡くなりになるまで40年程度、インプラントを使い続けたという患者さんもいらっしゃいます。ケアやメンテナンスを正しく行えば、ある意味で天然歯よりも長持ちさせることも不可能ではないのです。

インプラントは万能ではありません

ここでまでは、インプラントが万能と思われる理由について解説してきましたが、実際はそうではありません。インプラントも補綴装置の一種なので、天然歯にはかないません。虫歯になるリスクはゼロかもしれませんが、歯周病になるリスクは天然歯よりも高くなっています。噛む力も天然歯の7080%までしか回復できないのが現実です。さらには、セルフケアやメンテナンスを怠ることで、その寿命は大きく縮まります。

ですから、天然の歯を残せるのであれば、保存するに越したことはないのです。つまりインプラントは、何らかの理由で歯を抜かざるを得なくなった、もしくは歯を失った後の選択肢のひとつとして考えるべき装置といえます。その点は誤解のないよう気を付けましょう。

まとめ

今回は、インプラントと天然歯の違いについて、関デンタルオフィスが解説をしました。インプラントは欠損部を天然歯そっくりに回復できる治療法ですが、欠点もいくつかありません。決して万能な治療法ではありませんので、インプラントを過信しすぎるのは良くありません。そんなインプラント治療についてもっと詳しく知りたい、質問したいことがあるという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

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