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インプラント治療を全身麻酔で受けることは可能?

これまで外科手術を受けた経験がない人にとって、インプラントの埋入処置には大きな不安がつきまとうかと思います。実際、インプラント手術に伴う不安感や恐怖心を和らげるために、「静脈内鎮静法」という特殊な麻酔を併用するケースも少なくありません。そこでひとつ気になるのが「全身麻酔」ですね。

静脈内鎮静法よりも難易度が高く、心身にかかる負担も大きい麻酔法ではありますが、インプラント手術を完全な無意識下で受けることができるため、関心を持たれている方も少なくないです。今回はそんなインプラント手術で全身麻酔を併用する可否について、関デンタルオフィスがわかりやすく解説をします。

 

埋入手術を全身麻酔で受けることは可能です

結論からいうと、インプラントの埋入手術を全身麻酔下で受けることは技術的に可能です。一般の歯科医院でそれを実現することはなかなか難しいのですが、大学病院などの大きな医療機関であれば可能といえます。大きな病院には手術室が完備されていますし、麻酔科医をはじめとした全身麻酔で必須となる人員も十分にそろっているところがほとんどだからです。

ただ、多くの歯科医師は、全身麻酔下でインプラント手術を行うことを推奨しないでしょう。とくに心身が健康で、通常の麻酔下でインプラント手術を行えるようなケースでは、全身麻酔を選択肢に挙げることはまずありません。それは全身にさまざまなデメリットとリスクを伴うからです。

インプラント手術で全身麻酔を使うデメリット

全身麻酔下でインプラント手術を受けると、次に挙げるようなデメリットやリスクを伴います。

デメリット1:合併症・偶発症のリスクがある

全身麻酔では、誤嚥性肺炎や気管支痙攣、悪性高熱症といった合併症のリスクが高まります。その他、処置の前後で過剰な食いしばりが起こって歯が欠ける、声がかすれる、蕁麻疹やアレルギーを発症するなどのリスクを伴います。

デメリット2:事前検査と入院が必要になる

標準的なインプラント手術では入院が不要です。手術自体は12時間で終わるため、午前か午後に予約をいれることになります。インプラント手術で全身麻酔を使う場合は、事前の検査や手術前後の入院が必要となります。

デメリット3:治療費が高くなる

当然ですが全身麻酔にも保険は適用されません。全身麻酔の費用は医療機関によって異なりますが、100,000200,000円かかるのが一般的です。

静脈内鎮静法ならデメリット・リスクも少ない?

手術に対する不安感や恐怖心を和らげる方法としては、静脈内鎮静法が広く利用されています。静脈内鎮静法では、意識が完全になくなることはありませんが、その分、心身にかかる負担も少なくなります。上述した合併症のリスクは低くなり、費用も全身麻酔より安くなるのが一般的です。入院する必要もないため、インプラント手術に伴う恐怖心を取り除く方法としては、全身麻酔ではなく静脈内鎮静法が主流となっているのです。

まとめ

今回は、インプラント手術で全身麻酔を使うことができるのかどうかについて、関デンタルオフィスが解説をしました。インプラント手術で全身麻酔を使うことは技術的に可能ですが、患者さんが被るデメリットを考えると、静脈内鎮静法を選択した方が賢明といえます。もちろん、患者さん心や体の状態によっては、インプラント手術を全身麻酔下で行うことの方が良い場合もありますので、主治医としっかり話し合うことが大切です。

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