インプラント治療を任せる歯科を決められない人へ
近年は、インプラントに対応した歯科医院が増えたことから、どこに治療を任せるべきか迷っている人も多いことでしょう。医療を受ける機関の選択肢が多いこと自体は、患者さんにとって歓迎すべきなのですが、正直なところ、何を目安に選んだら良いのか困っている人が大半を占めているのが現状ではないでしょうか。そこで今回は、インプラント治療を任せる歯科が決められない人に向けて、医院選択の際にわかりやすい指標となるポイントを関デンタルオフィスが詳しく解説します。
インプラントで歯医者を選ぶ際の6つのポイント
インプラント治療をどこで受けるか迷っている人は、次に挙げる6つのポイントに着目しながら選定を進めていってみてください。
ポイント1:インプラント手術の実績が豊富
インプラント治療のかなめとなるのは、人工歯根です。失った歯を歯根から回復できる治療法は、現状、インプラントしかありません。その人工歯根を埋め込む手術は、極めて専門性が高く、歯科医師・歯科医院によって技術の差が見られます。当然ですがインプラント手術の実績が豊富であるほど、治療の精度も高まるといえるでしょう。
ポイント2:補綴治療も得意である
インプラント治療には、外科的な要素だけでなく、補綴的な要素も含まれています。インプラントの上部構造は、通常の被せ物とは異なる面があるため、正しい知識が必要となります。また、補綴治療全般の実績が豊富である点も重要といえるでしょう。
ポイント3:歯周病治療も行える
歯周病は、インプラントの天敵とも呼ばれる病気です。歯周病が進行するとインプラントを支える歯茎や顎の骨が破壊されていくからです。また、「インプラント周囲炎」というインプラント特有の歯周疾患にかかるリスクが高いことから、歯周病治療もしっかり行える歯医者さんが望ましいといえます。
ポイント4:メジャーなインプラントを採用している
世界には、インプラントシステムが100種類以上、流通しています。その中には開発されて間もないものや格安だけれども劣悪な素材を使ったインプラントなども含まれている点に注意しなければなりません。ノーベルバイオケア、ストローマン、アストラテック、京セラといったメジャーなインプラントメーカーであれば、素材の安全性や治療によって得られる効果なども信頼性が高いといえます。
ポイント5:インプラント治療を行う環境が整っている
インプラント治療を安全に進めていくためには、それ相応の設備・診療環境が必要となります。具体的には歯科用CTや手術を行うための診療室、治療に使った器具を滅菌するための装置などです。それらがきちんと整っている歯科医院でなければ、インプラント治療を安心して受けることが難しくなります。
ポイント6:アフターケアが充実している
インプラントは寿命がとても長い装置です。ケースによっては20年、30年と使い続けていくことも難しくはありません。その間、インプラントの装置に不具合が生じた場合や歯周病にかかってしまった場合にきちんと対応してくれる歯科医院が望ましいです。
まとめ
今回は、インプラント治療を任せる歯科医院を選ぶポイントについて、関デンタルオフィスが解説しました。インプラントは極めて専門性の高い治療であるため、自宅から近い、費用が安い、院内がきれい、といった単純な理由で歯科を選ぶのは良くありません。本文で取り上げたポイントを参考にして、慎重に選ぶことをおすすめします。