歯の色と個人差、色を明るくする対処方法は?

口元の審美性に関心のある方は、ご自身の歯の色についても気になっていることでしょう。歯の色には個人差があり、人種によっても大きく異なります。今回はそんな歯の色のランクや歯の色が悪くなってしまう原因などをわかりやすく解説します。

歯の色のランクについて

歯の色のランクは、「シェードガイド」と呼ばれるものを用いて調べることができます。シェードガイドにはいろいろな種類があるのですが、一般的には「VITAシェードガイド」が活用されています。赤茶系をA、赤黄系をB、灰色系をC、赤灰色系をDと、4系統に分類し、それぞれ4段階に分かれているので、合計16段階でランク付けすることができます。数字が小さいほど歯の色が明るいことを意味します。

歯の色は人種によって異なる

アメリカ人というのは、とても白い歯をしていますよね。クリーニングとホワイトニングなどを念入りに実施しているということもありますが、そもそも人種によって歯の色は大きく異なるのです。私たち日本人の歯は、どちらかというと黄色味がかっています。これは、歯の表面を覆っているエナメル質が比較的薄いからです。

エナメル質は半透明な性質を帯びているので、薄ければ薄いほど、その下の黄色い象牙質が透けて見えるようになります。ちなみに、日本人の標準的なシェードガイドのランクは、A3~A3.5です。ホワイトニングなどを実施することで、A1程度まで明るくすることが可能です。

歯の色が悪くなる原因

歯の色が悪くなる原因は、病気とそれ以外の2つに大きく分けることができます。

1. 歯が黒くなる病気

虫歯

虫歯になると、歯質が溶かされ、そこに着色性の物質が沈着するようになります。歯が黒くなるのは、歯質全体のごく一部です。虫歯が進行すればその範囲も広くなります。

歯髄炎

歯の神経に細菌感染が生じると、歯髄炎(しずいえん)を引き起こします。その結果、象牙質が黒ずんで見えるようになります。

外傷

外傷によって歯の神経が死ぬと、歯が徐々に黒ずんでいきます。虫歯によって歯の神経が死んだ場合も、同様に黒く変色していきます。

2. 歯が黒くなる病気以外の原因

食品による着色

コーヒーや紅茶、カレーなど、着色性の強い食品を習慣的に摂取していると、歯の色が変色することがあります。

タバコのヤニ

タバコに含まれるヤニは、歯を変色させる作用が強いです。室内で喫煙されている方のお部屋の壁や天井が黄ばんでいるのを想像するとわかりやすいかと思います。

歯の詰め物の変色

虫歯治療のあとに、レジンの詰め物を装着していると、経年的に変色していきます。一見すると歯が黄ばんでいるように見えますが、レジンの変色が原因です。

歯の変色の対処方法

歯の変色の対処方法は、原因によって異なります。

1. 虫歯治療

虫歯が原因の歯の変色は、虫歯を治さなければ、改善しません。歯髄炎に関しても同様です。汚染された組織を取り除き、白い詰め物・被せ物を装着しましょう。

2. ホワイトニング

食習慣や喫煙習慣によって変色した歯は、ホワイトニングによって改善することができます。過酸化水素や過酸化尿素といった漂白剤を用いて、歯の内部に沈着した汚れを化学的に分解、除去します。もちろん、根本的な原因となっている食習慣や喫煙習慣も見直す必要があります。

3. セラミック治療

歯の神経が死んでしまったケースや重度の歯の変色では、ホワイトニングによって改善できないこともあります。そういったケースでは、セラミック治療が推奨されます。セラミック治療なら、歯の色はもちろん、歯の形や大きさまで改善することが可能です。レジン製の詰め物が変色した場合にも対応できます。

まとめ

このように、歯の色は個人差が大きいので、患者さまによって理想となる白さも異なります。そんな歯の色にお悩みであれば、お気軽に当院までご相談ください。患者さまにとって最善といえる解決法をご提案します。